2019年10月12日(土)の台風19号上陸に備え、前日の午後から妻とともに私の実家(都内)に避難しておりました。


車で三浦の自宅を出発した5~10分後、海岸線を走行中に違和感のある光景を目にしました。

浜よりも高さがあるはずの反対側の車線(一番海側)にたくさんの砂利が落ちていたのです。

「ん?」と思ったその直後、我々の車の目の前に4mほどの高波が出現しました。

高波を食らっていても海にさらわれるほどのことはなかったと思いますが、あまりにも衝撃的な光景でした。

ちょうどすぐそばに飲食店があったのですが、海側の席に座っていた方々も驚いて呆然とされていました。

あの砂利は既に何回か来ていた波が置いていったものだったようです。


その後は何事もなく無事実家に到着し、翌日を迎えました。


今回は高潮の被害も懸念されたため、ニュースを見つつ、自宅近くのライブカメラをチェックしつつ、、、という一日でした↓
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16:15頃の満潮時刻になっても、ライブカメラ上は波が道路の方まで来るということも無さそうだったため、ひとまずは大丈夫かなと思いつつ、今度は夜に台風が上陸した時の暴風での被害を心配する時間帯に入っていきました。


ちなみに実家のシャッターは今までに聞いたことのない音を立てていました。
(今までは風が強い時はうるさいので、逆にシャッターを開けてような気もしますが)


この時点で三浦海岸が停電しているとの情報を得ていました。


翌朝、千曲川決壊のニュース映像に驚きつつ、高速道路の状況をネットで見てみると関東地方はほとんどが通行止めを表す黒い表示。
そして、三浦の停電も解消されておらずという状況でした。


身の安全が保たれたことへの感謝と被災された方々が少しでも早く普通の生活が送れるようにとの願いを込めて実家近くの二つの神社を参拝。


多摩川浅間神社からは富士山もくっきりと見えましたが、なんだか無情な晴天のようにも思えました(多摩川には濁流が流れています)↓
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夕方頃だったでしょうか、東京電力のホームページにて三浦の自宅付近の停電が解消されたという情報を得ました。

あとは高速道路です。

玉川インターから狩場インターまでは開通したものの、その先はなかなか開通しませんでした。

狩場から先は下道で帰ろうかとも思っていましたが、やっと夜に全線が開通したため実家を出発し、23時頃に三浦の自宅に帰って来ることが出来ました。

暗いため付近の詳しい状況は分かりませんでしたが、ひとまず自宅の損傷が無さそうなことに安堵し、就寝。

疲れが溜まっていたようで今日は午後まで寝て、夕方に浜の状況などを見に行きました。


都内に避難した日、浜にあったと思われる黄色いボートの一部(と思われるもの)が飛来していました↓
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柵の右側に歩道があり、歩道から一段下がった右側は駐車場なのですが、土砂に埋もれています↓
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台風の後はいつものことではありますが、色々なものが流れ着いていました↓
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今回は史上最大級の台風であることに加え、大潮とも重なるということで、正直なところある程度の被害は受けても仕方がないと思っていました。


結果として何事も無かったのは運が良かっただけだと思います。


あとはただただ被災地の少しでも早い復旧、被災された方々が少しでも早く普通の生活が送れるようになること、行方不明になっている方々の早期発見を祈るばかりです。


今回の台風で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。



書道家 龍玄
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