そのご婦人が芳名帳に記してくださったお名前の字には、確かにご高齢の方と思(おぼ)しき震えがあり、それが余計にぐっときたのでした。
妻が先日(5/26~28)の逗子個展での感動エピソードをブログに書いてくれまして、こちらはその抜粋になります↓
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それはもしかしたら80代くらいの方でしょうか。
姿勢の良い女性が入って来られました。
1階と2階にまたがって書道作品を展示したのですが、
2階までも足をお運びになってご覧いただけたのです。
そして、すべての作品をご覧になって最後帰る間際でした。
その方は、感動した面持ちで私に話しかけてくださいました。
「私は書道のことはよく分からないのですが、
なんて自由なのか!と、とても感動いたしました。
トンビの羽で書かれたり、夜の浜辺で作品を書かれたり、、、(会場に説明書きを添えてありました)
『破』(と言う作品)なんて、本当に自由になっていく感じがしました。
踊りを教えているのですが、なんだかもっと自由にしてもいい気がしました」
と言うような話もされました。
そして、
「どんなご両親に育てられたのでしょうね。きっと、自由に伸び伸びお育てになったのでしょうね。
あなたは奥様ね、支えられて素晴らしいですわね。
今日は、とても良いものを拝見させていただきました。
ありがとうございます。」と。
私はなんだか涙が出そうになってしまいました。
その方の感動が伝わって来て。
夫に直接、聞かせられずに残念でしたが(夫は2階で他の方と話していました)、
このような思いがけないご縁は嬉しいものです。
感謝感謝です。
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